ラバーガールとかいう天才
私は芸人がめちゃめちゃに好きなんだけど、今日はラバーガールとかいう天才を文に起こそうと思う。
漫才やコント師よりもどちらかというとバラエティやラジオで活躍している芸人の方が好きなんだけど、ラバーガールは違う。天才なんだよ。
普通コントって「ラーメン屋」とか「教師と生徒」とかじゃん?設定って。でもまずそもそもその段階から違うわけ。
機種変更
パワーポイント
ゴミの受付センター
相関図
まぁこれはほんとに好きなコントのごく一部なんだけど、見ればわかる。テーマのクセがスゴイんじゃあ………
ラバーガールの天才たる所以として、日常生活における瞬間瞬間の抽出の仕方がバツグンにうまい。
例えば「ホテルのフロントのフロントにて」というコント。掴みから天才でしょ。
実際にはお辞儀をするとき「いち、に」と声に出して数える人はいないし、見たこともないんだけど、なぜだかわかる、という気持ちになるし、なぜだかクスッと笑ってしまう。この人たちは、日常の何か一部分を抽出して誇張して笑いに変えさせるのが抜群にうまいんだよ。なんだこれ。天才かよ。
それとラバーガールが天才だと思う理由はこの二人のキャラクターにあると思う。
見た目からしてヤバめで実際のコントの中でもヤバめな人物を演じる大水さんと、コントというよりかこれは漫才なんじゃ?と思わせるような天才的なツッコミを繰り出す飛永さん。
大水さんに素っ頓狂でカオスなキャラクターを演じさせたら右に出るものはいないでしょ。
これなんてまじで空き巣してそうだし、結婚詐欺絶対してたでしょ。
「ヤバいキャラクター」になりきる、演じる、というよりかはもはや「本人」みたいな妙なリアリティーさがコントの面白さをより引き立たせてるよね。あとずっと気になってるけど髪型やばすぎるだろ。
そしてツッコミの飛永さん。「飛永翼」とか、どっかの少女マンガのヒーローやってなきゃおかしいっしょ。なんだよあの教科書に載ってるお手本かのような中肉中背は。
この人のツッコミはなんかちがうだよ。コントなのに漫才で感じるようなツッコミの気持ちよさがある。
大声出すでもキツく頭叩くわけでもなく、めちゃめちゃ冷静に、俯瞰的にツッコむんだよね。
お笑い好きだけど、飛永さんのようなツッコミの仕方って漫才師やコント師を探してもなかなかいないんじゃないかってくらい独特。
冷静に俯瞰的にツッコむから、頭クレイジーな大水さんが演じるキャラクターとどこか自然な温度差があって、正直「え?これどの人がボケてどの人がツッコんでるの?」「今のボケだったの?かましてただけ?」みたいなコントするコンビとかもいるんだけど、ラバーガールのコントは見ている観客に「頭のおかしいな人」と、「それを正す人」という関係図が、コントを見て一瞬でわかる。
それって当たり前なようで、「コントの中で誰がボケで誰がツッコミか」という役割分担を説明してはいけない環境下で瞬時に分からせる、というのは意外と難しい気がする。コントやったことないからわからんけど。
もうまとめに入っちゃうわけだけどつまるところ何が言いたかったかって、
とにかく天才だから私はこの人たちをもっとテレビでみたいんだ!なぜ出ない!
これを言いたかったんだよね。まじで。
もっとテレビ出してくれよ!尺調整が簡単な漫才のほうが呼びやすいのもわかる!セットが必要ない、手間もお金も時間もかからない身1つでこなせる漫才のほうが呼びやすいのもわかる!
でもな、ラバーガールとかいう天才が舞台シーンだけで終わらせていいのかよ、って話。
飛永さんの実家が貧乏とかそんなトークだけはもういいんだよ、ネタをもっと披露させてくれ。天才だからよ。
以上!